あなたはこんな風に、怪しく光るスナック風看板を作りたいと思ったことはないだろうか・・・?
私はある。
ことのあらまし
仕事柄いろんな方の相談をお受けすることが多く、ほんとに老若男女問わず話を聴くことが非常に多いな。と今更ながら気づいてしまったのが2020年3月の頭。
お仕事の相談はもちろんのこと、就職・副業・家庭生活・スモールビジネス・人生相談などなど・・・テーマを上げれば多岐に渡る。
基本的に応対は真摯にさせていただくものの、「よろづ相談所」的な見せ方にどうもいまいちしっくり来ていなかったも正直なところ。
何というか、、、これではまじめすぎるのだ。
大きなヒントとなったのが、友人夫妻と飲みに行ったときのことだ。
なんとなくその場のノリでオネエ言葉で話をしたのが意外と好評で、だったら月1ぐらいの限定で、普段の宅飲みの見せ方をスナックっぽい感じにしつらえてみたら、ニーズがどう変化するのか実験しよう。と思ったのがきっかけ。
もともと幣宅では旅人をお招きして一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりすることも頻繁に行われているので、相性は悪くはないだろうという安易な発想からスタート。
ということで、実にくだらないスナック風看板を試作することに成功したので、その作り方をシェアしたいと思う。
用意するもの
- プラスチックの箱
- 好みの色のクリアファイル
- 半透明のクリアファイル
- 白い紙
- 目立たないテープ
- カッターナイフ
- 机保護マット的なもの

これらがあれば一応それっぽく作れてしまう。
まずはできるだけコストを抑えて小さく始めるのが鉄則だ。
材料調達
近場のホームセンターで全て購入した。いろいろコミコミでも1000円もいかなかったと思う。

もっとも難儀したのは、
- 乳白色のアクリルorプラスチックでどうやってハコを作るか
- 光源をどう確保するか
この2つ。意外とアクリル板が高かったので、文房具コーナーで下敷きを探したりして代用できるものが無いか探し回る羽目になった。

そしたら、なんと半額でタタキ売りされていたCDボックスを発見。大きさ・形・色、加工の手間が要らないこと・・・
全てを満たすパーフェクトな材料だ!
*万一こういったいい感じのハコが無い場合、大きなサイコロを作る要領で正方形のプラ板をテープで繋げばOKなはずだ。

照明については、工作コーナーで豆電球や電池ボックスを物色したのだが、はんだ付けをしたりワット数を計算したりするのがだんだんめんどくさくなってきたので、自転車につけている懐中電灯で代用することにした。

なるべくあるもので汎用性高くするのが制作ポリシーだ。
既にこの時点で仕上がりが完全にイメージできニヤニヤが止まらなかった。
この日のホームセンターみつわ九頭竜店いち不敵な笑みを浮かべていたことと思う。
デザイン
グラフィック的なデザインはフリーで使えるcanvaというサイトを利用した。
今どきのパソコンをお持ちであればどなたでも利用できると思う。

サイズはおおよそ1000×1000px
面白いフォントもいくつか用意されており、「こはるいろサンレイ」を使用した

色についても万全を期すため、デザイナー長谷川氏に相談して決めることにした。

買ってきたボックスを当て大きさを確認してみると、すでにこの時点で胸にこみ上げてくるものがある。
これはたまらない。

トレース&カット
大きさが問題なければ、文字の切り抜き工程だ。
まずは紙にトレースを行う。

できればこの作業は、ipadなどのタブレットに表示しながらやった方がおすすめ。
また、ペン先で液晶を傷つけないようにするのも注意が必要だ。
トレースが終わったら、クリアファイルに挟んでカッターナイフで文字を切り抜いていく。

組み立て・完成
あとはハコと同じ大きさにクリアファイルをくりぬき、図のような並びで配置する。

- 白い紙(普通のコピー用紙でOK)で光をやわらげ、
- スナック名をくりぬいた紫のクリアファイルを間に挟み、
- 半透明のクリアファイルをそのまま上から被せる(これはくりぬかない)
こういった構成だ。
後はこれらをうすく糊付けするなどして、なるべく目立たないようにテープで箱に固定すれば完成だ。

欲を言えば、切れかかった蛍光灯のようにチカチカさせたいところだが、難易度がぐんと上がりそうなのでいったんこの辺でやめておくことにしよう。

ネタバレになるが、光をぼうっとさせる方法はこんな仕掛けだ。照明も箱も、どちらも養生テープで張り付けているだけだ。

本当は箱の中に光源を仕込みたかったが、光が強すぎてあまりいい感じにできなかった。
持ち運びができて、どこにでもポンと置けるという要件を満たせば、この価格でこのクオリティは合格ラインではないかと思う。

あなたも是非、オリジナルのスナック風看板づくりにトライしてみてほしい。