お仕事関係

イベントに人を集める方法を知りたい人が多いようなので、集客の極意・考え方をレクチャーします。

中村
中村
こんにちは。福井県大野市在住のWEBコンサルタント兼、趣味でyoutuberをしております中村です。
  • お店やイベントを外に向けて宣伝したい!
  • 毎回集客に苦戦している・・・
  • なんだか盛り上がっているあの企画、一体どうやっているんだろう???

そんな風に考える事業主の方は少なくありません。

私も、2018年12月に大野に引っ越してから、勝手にyoutuberとして大野の様々なスポットや人物の撮影やPRをやるうちに、イベントのPRのお手伝いに関わらせていただくことが多数ありました。

最近では11月に運営で係わったFORESTIVALというイベントに多くの人がお越しいただき、ますますPRの重要性というものを認識された方も多いのではないかと思います。

そこで今回の記事では、中村が日頃から心がけているイベント集客の極意について、FORESTIVALでのかかわり方を事例として挙げつつ解説したいと思います。

この記事で伝えたい3つのポイント
  1. 主催者の熱量と、それを支える運営メンバーが肝
  2. 情報のフローとストックを両方意識する
  3. 企画が全て。あとは気合。自分たちが楽しむことが大事

1.内側から来る「これやりたい!」という熱量

中村
中村
タダでも手伝いたいかどうかは、ここに全て掛かっている。

まずそもそも、どうしてそのイベントに人を呼びたいのか?その目的や意義をしっかりと見つめることが重要です。

ただ単に人の数が多ければ良いのか、コンセプトや趣旨に理解を示してくれる人に来てもらうことに重きを置くのか・・・ここをはっきりとさせないとブレブレになってしまうのでご注意を。

この要素を分解していくと、

  • 私は社会の現状についてこう捉えていて(課題の設定)
  • その解決の1つとしてこういうイベントを開催してこんな気付きを得てもらいたい。(大義名分)
  • 何よりこれは、自分が一番やりたいことなんだよね。(実はみんなもやりたいことだった)

というフレームワークを使うと便利かなと思います。

自分も困っている(困っていた)し、周りにも同じような人が確かにいる。。。だからいっちょやってみるか!そしてその準備~当日の運営・片付けまで自分が一番楽しめる!

・・・というような、主体的に挑戦する・立ち向かう。というような構図が見えてくると、ぐんと面白く映るかなと思います。

2.思いを周りの5人に届ける

中村
中村
身近な人に熱を伝えるのです。

集客というのは、いきなり告知してワサッと人が集まる。そんな虫のいい話ではありません。

水の波紋が広がるように、自分の内なる思いをまずは身近な人に伝えて共感してもらう。というのが重要になります。

「5人」というのはあくまでも目安で、「モチベーションが高く前向きな信頼できる友人数名」というようなイメージで良いと思います。

あなたの熱量や想いが周りの5人の心を動かせなかったら・・・「よし!やりましょう!」って人が現れなかったら・・・やっぱりそれなりにシャンシャンとなって終わりです。ここが全てといっても過言ではありません。

3.想いやコンセプトを明文化する

中村
中村
ふわふわしている状態のものを、「見える化」するのです。

今度はその想いやイベントのコンセプトを見える化することです。文書でもチラシでも動画でも構いません。ポイントは「それを見れば、やろうとしていることが分かること」です。

最近私が多用するのは、動画を撮ってコンパクトなmovieに収めること。

そこで叶えようとしている世界観や青写真を、ビジュアルで一瞬で相手の脳裏に移し込む。こういった過程が必要不可欠です。

大野在住のデザイナー長谷川氏による、森感の伝わるバナー

デザイナーやライター、編集スキルの高い人が存分に力を発揮してくれる領域になります。苦手意識のある方はぜひご相談ください(笑)

4.形になっていく過程を随時届ける

中村
中村
名付けて、AKB作戦。

ここは今どきの戦い方なのですが、ほとんどの方がスマホで日常的にネットで何かしらを流し見している。というようなライフスタイルの方が多い傾向にあるので、1回告知しただけでは相手の頭に全然残りません。

なので、何度も何度もくじけずに告知をしていく。ということが重要になります。

…とはいうものの、毎回同じ内容を発信するのもはばかられると思うので、そこでおすすめなのが「準備の過程を逐一届ける」というところです。

・・・という部分を最初からPR施策の一つとして織り込んでおきます。

準備の試行錯誤の様子や、3.で描いた青写真が少しずつ形になっていく過程はやはりドラマティック。最初は「ふぅん」と思っていた人も、少しずつ手のひらを返して興味を持ってくれるようになります。

5.情報をストックする場所を作る

中村
中村
WEB版ショールームみたいなイメージ。

SNSをイベント告知に使う方は多いと思うのですが、どうしてもタイムライン上からは流れていってしまう(フロー的情報)ので、必要な情報をストックする場所を最低1つは作っておくことを強くおすすめします。

  1. ポスター1枚で全ての情報を伝える。
  2. 写真でも動画でも、何か1つ引っかかりを作って、→そこから興味がある人は詳細を見てもらう

でいうと、②の攻め方になります。少々手間がかかりますが、本当に伝えたいことを理解してもらうには自分の陣地を築いておいてそこに来てもらうのが一番。

例えば、Facebookページだったり、HPだったり。

昔は発信している人そのものが少なかったのであまり気にしなくても良かったのですが、現代は全ての発信者との戦いに晒されています。

図で言う右の部分

いかに興味を引き付けるか、興味を惹きつけた状態で伝えるべき内容を伝えるか。→当日来てもらう決心をするか。

そのためには、こんなお店が出ますよ。こんな思いでやってますよ。準備状況こんな感じですよ。というものが事細かに分かると、やっぱり文化祭の準備を一緒に見ているみたいで「おもしろい」のです。

6.情報を端的にまとめて公開する

中村
中村
この部分は従来と同様、いわゆる告知にあたる部分です。

一般公開は最低でも1か月以上の期間を設けましょう。なので順番は4,5と前後してもOKです。

  1. 5W1H
  2. 誰に向けたイベントか
  3. ここに来ると何が得られるか?

こういったところをしっかり押さえて発信することが大事です。

案外②③が抜けている場合も多いので、1.のイベントの目的に立ち返りながら表現していきましょう。

残念ながら、あなたが思っているほど、あなたのことに興味を持ってくれません。びっくりするぐらい、自分が得するかどうかしか考えていないです。(*それぐらいシビアに見ておいた方が良い。という意味です。あしからず)

FORESTIVALの例だと、自然の中で過ごす気持ちよさ・解放感を体験しよう。というところを入り口に訴求したイメージですね。

7.考え付くありとあらゆる媒体・手法で認知を得る

中村
中村
最後は力技。なので情熱が無いとここまでできないと思います。

例えば、今回のFORESTIVALでは、歴代人生の中でもトップクラスの本気さで告知を頑張りました(*関わってくださった皆さんもです)

自前のHPやSNSだけにとどまらず、

  • 自治体の広報誌で告知
  • 自治体の観光情報で告知
  • タウン誌のHPで告知
  • TV局や新聞社、メディア関係者の知人にメッセージ
  • プレスリリースを打って報道各社10数社にイベントの存在を知らせる
  • 運営メンバーのお子さんが通う教育機関で告知
  • 出店者さんのお店でも告知
  • 運営メンバーのお手伝いスタッフを巻き込んでその人づてにも告知
  • Facebook広告
  • プライベートなSNSアカウントでも告知
  • 知り合いのお店やイベントでチラシを置かせてもらったり
  • 近隣のお友達や知り合いにメッセージを1通1通送ったり、直接会ったときにお誘いしたり・・・
図で言う左の部分

・・・ということをやりました。

ここまで来ると総力戦。認知してくれる人の母数をできるだけ多く稼ぐ力技が必要になります。キャパシティーに上限があるかどうかでも変わってきますので引き出しとして参考になれば・・・。

また、告知内容を見た方には、必ず詳細のリンク(情報のストック場所)にアクセスできるようにリンクを誘導しておき、

「なんか面白そうなイベントがある」→詳しく見に行く→「こんな想いでやっているのか!!」と本気さが伝わるような仕掛けをしています。

イメージとしては楽しいことやるから一緒に遊ぼ。的な感じを大人が本気出してやった。という感じです。

8.おまけ1:プレスリリース本文

中村
中村
本邦初公開。

閑話休題。実際に使ったプレスリリースをここで公開します。

あくまでも一例であってこれがベストではありませんが、相手によって興味をそそる表現を都度都度変えた。ということがポイントです。

この場合の狙いは「こ・・・このイベントは!我が社でも取り上げねば!」と報道各社の中の人が駆り立てられることです。

あとはこの続きに問い合わせ先と、出店者リスト、イベントポスターを同封しました。

文書表現はかなり工夫している箇所がいくつかあって、

  • 地元の若手が自主的にやっている
  • 自分でハイセンスなイベントと敢えて言っちゃう(見る人がおじさま世代と読んで)
  • ただ単にイベントやりますじゃなくて、どんな想いでやるのかを明記
  • 参考にしている書籍もさりげなく書いて
  • 主宰者情報(どんな人が仕掛けるのか
  • 長期的な目線も視野に入れ、
  • 行政の課題を民間の力で盛り上げようとする提案をしている。という構図を見せる

みたいなところを盛り込みました。

報道各社さんのところには日常的にプレスリリースが多数届いているはずなので、他のプレスリリースとは一線を画す(であろう)内容を意識しました。

中村
中村
ちなみに、MS明朝が嫌いなのでこういう文書のフォントはいつもゴシック体を使うと決めているどうでもいいコダワリもあったりします。

9.おまけ2:お客さんの反応

中村
中村
本邦初公開、その2。

ちょっと技術的になるのですが、Facebookページや、イベントのHPのアクセス解析結果がこちらです。「5.情報のストック場所」を持っておく一番のメリットである、数字で結果を振り返れる。というところかもしれません。

Facebookページ

イベントの前々日、前日にアクセスが集中しています。

福井市→大野市 の順でアクセスが多かったようです。

流入元の媒体(どの露出場所が効果があったか)も丸わかりです。あまりに生々しいのでぼかしを入れています。

HP

イベント3・4日前~当日にかけて、アクセスがグッと伸びています。当日というのが謎なのですが・・・

直近1週間のアクセスを時間帯別で見てみると、前日の夜~当日の午前中にかけてアクセスが集中しています。

直前で行くかどうか決めている(らしい)という傾向にあるみたいです。福井県民らしさが漂っています。

特定の流入元からは、ページを2-3分見ていることが分かり、結構がっつりサイトを読み込んでいる様子も伺えます。多数派ではないものの、深く考えを伝えるコンテンツも有効なようです。

中村
中村
こういうデータを自分たちでしっかりと持っておくと、「このぐらいの数見られたから→当日このぐらい来てくださった」という見込みがだいぶ立てやすくなります。

10.結果どうなったか?

中村
中村
想像以上でした・・・。

500人ぐらい来てくれたらいいかな・・・と思っていたところ、なんと2000人以上の方が・・・!

奥越ふるさと自然公園史上、最大の長蛇の列・・・

この他にも、

  • NHKさんに長尺で取り上げていただいたり
  • 雑誌ソトコトさんに4ページ取り上げていただいたり *オンライン版でも見れます
  • 来年度は行政の企画と絡めて行う?提案も実現するかもだったり

・・・などなど。多方面で炸裂しちゃいました。

もちろんこれは私一人の力では全然なく、足を運んでくださったお客様や、出展者さん、運営の皆さん一人一人の想いの結晶です。

みんなスゴイ

偉そうに集客戦略のことをさんざん書きましたが、実はほとんど企画勝ちです。「それめっちゃ素敵!」と言ってくれる人がどれだけいるかです。

別にここまで集客・告知を頑張らなくても良かったかもしれませんが、ただもし次もやるとするならば、

  • 力を入れるところ、抜くところ
  • 数を追うのか、質を求めるのか

のかじ取りがものすごくしやすくなります。

11.まとめ

中村
中村
長くなりましたが、イベント集客の極意をまとめます。

まず、特に陥りがちな失敗例をいくつか挙げると

  1. そもそも最初のコンセプトやターゲットが不明確でブレブレorふわっとしている
  2. 言い出しっぺに熱量が無い
  3. それをうまく表現・発信できていないから魅力が伝わっていない
  4. 告知先、露出量が少ない。そもそも存在を知られていない *重要
  5. 情報量が少ないから魅力が伝わってない

おおよそこういったところに気を付ける必要があるかと思います。

こういったところに気を付けていただいて、面白い!と身近な人が思うようなイベント。自分たちが心の底から楽しめるイベントがどんどん発出していくと素敵だなと思います。

参考にしていただければ幸いです。

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見ていただいたとおり、集客をする・人を集めるというのを狙ってやる・再現性を高めるのは本当に本当に大変なので、必要であればご相談いただければ幸いです。